住宅型老人ホームにおける認知症の扱いについて

住宅型老人ホームにおける認知症の扱いについて

住宅型老人ホームにおける認知症の扱いは、各施設ごとに異なります。基本的に入居を受け付けない施設が多いですが、軽度の認知症であれば問題ないと判断する施設もあります。

 

ここで重要なのは、認知症の入居者が、住宅型老人ホームで実際に暮らせるのかどうかというところが焦点となります。

 

例えば、軽度の認知症があるものの、夜間の徘徊などもなく、要介護度が低ければ、住宅型老人ホーム側にとっては、何ら問題はありません。むしろ、認知症でなくとも、当該施設の既存設備だけでは介護サービス対応が難しい入居者の場合のほうが、退去を促されることになります。

 

しかしながら、他の入居者への影響や、施設の評判を考慮して、こうした認知症の高齢者の受け入れを敬遠する施設があるのもまた事実です。

 

また、認知症に関連する問題としてもう一つあるのが、認知症の進行度についてです。

 

これは判断が難しいところがあり、今まで軽度の認知症であった入居者が、数週間の内に日常生活ができないほど認知症が進行してしまうケースもあります。こうした場合、施設も入居者の家族も、急な対応を迫られることになります。

 

特別養護老人ホームをはじめ、多くの施設では、急な入居者の受け入れに対応できないところが多いため、その場合の高齢者のケアは、今まで介護経験のない家族の元に委ねられることになります。

 

寝食、入浴、排泄など、そうした介護は非常に労力を要し、さらに介護以外の部分でも徘徊などに常に注意を払う必要があります。こうしたことから、住宅型老人ホームに入居している高齢者の家族は、突然の事態に備えて、あらかじめ準備をしておく必要があると言えます。

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