費用次第、というわけでもない住宅型有料老人ホーム

費用次第、というわけでもない住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームは多様なサービスを提供していることから、利用にかかる費用も千差万別です。裕福な高齢者向けの施設であれば、入居の初期費用だけで1億円を超える施設もあります。

 

そのような住宅型有料老人ホームはコンドミニアムホテルと病院が合わさった施設で、南房総や伊豆地方など、温暖で風光明媚な土地に設立されています。

 

こうした施設の場合、入居する高齢者は、単純に介護やその他ケアだけを求めて入居するのではなく、老後の時間を充実して過ごそうとして入居するケースがほとんどです。このため、施設自体の料金以外に、レジャーに使う費用も別途蓄えているのが普通です。

 

住宅型有料老人ホームには法的な入居制限が少なく、費用次第で自由度の高いサービスを享受することができることが、一番の特徴と言ってよいでしょう。

 

こうした自由度の高さは、実は利用者側にとって、非常に難しい問題となっています。

 

多くの住宅型有料老人ホームは入居の際にまとまった初期費用が必要となります。しかし、こうした費用に対し、老後のための蓄えを全てつぎ込んでしまうのは危険です。

 

ちょっとした習い事やサークルでもそうですが、どうしても自分の趣味に合わなかったり、当初いだいていたイメージと違ったりして、途中でやめたくなったりしたことは、多くの方が経験されているのではないでしょうか?

 

同じことが住宅型有料老人ホームにも言えます。また、サービス提供者は、あくまでもビジネスのためにやっていることなので、そうしたところに深い交流や信頼を期待することも難しいでしょう。

 

高級な住宅型有料老人ホーム選びは、豪華客船によるクルーズに似ているとも言われます。カジノがあったり、高級料理やショーを楽しめるかもしれませんが、あくまでも船の上のことです。限られた娯楽を楽しみ尽くしてしまうと、あとに残るのは退屈な日々だけかもしれません。

 

住宅型有料老人ホームを選ぶ際は、自由であっても、自由度に限りがあることをよく認識しておく必要があると言えるでしょう。

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