地域連携パスと退院時コンファレンスについて

地域連携パスと退院時コンファレンスについて

医療制度で実際に入院になった時に、地域連携パスと退院時コンファレンスをとても大切に考えています。

 

入院するときに、入院・手術・診察・退院までの急性期を扱う病院から、診察・目標設定・達成・機能の回復・退院という回復期のリハビリを担当する診療所という連携を含んだ治療計画が必要だというのが、地域連携クリティカルパスと言われます。
急性期の病院を退院するときに、回復期のゴールまでを示していくという連携システムをとれば、熊本市では急性期の病院も回復期の病院も結果的に平均した入院日数が急性期病院では、28.9日だったのが連携パスを導入して15.4日と46%減、そして回復期リハビリ施設では90.8日が67.0日と26%減と減っています。

 

平均在院日数で較べると、日本は36.3日がドイツが10.4日、イギリスが7.2日、アメリカは6.5日と明らかに日本が長すぎます。これは患者自身にとっても不幸な可能性が高いですし、医師の多忙に医療費の高騰などにつながることは間違いありません。ですから、地域連携パスを確立するのが、日本の医療制度を支えるために必要なひとつです。

 

また、同時に在宅に戻っていくために、患者に退院時にどのような情報が得られて、先が見えてくるのが非常に大事です。尾道市では、主治医の下でケアマネージャーと訪問看護師などが本人や家族も交えてケアカンファレンスを行っています。
そして本人・家族が納得して望むのならば、終末期まで在宅医療をするのも当然の帰結だということで、実際に行っています。

 

退院時コンファレンスで、地域の支援チームと患者に対して情報と課題が伝えられ、それによって支援チームが適切な対応をしていくのに極めて重要なのです。これによって、患者や家族が安心して回復期リハビリに努めたり、あるいは終末期を迎えることができるようになります。

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