高額療養費給付で、自己負担限度はいくらでしょうか?

高額療養費給付で、自己負担限度はいくらでしょうか?

高額療養費は、病院などで支払う医療費を自己負担限度額以下に抑えてくれますが、自己負担限度額とはいくらなのでしょうか?

 

まず、暦の同じ月ごとに、同一の医療機関でかかった費用を世帯単位で合算して、その金額が自己負担限度額を超えた分について支給されることを理解してください。
ですから、5月31日に手術して、それから6月15日まで入院をしたら、5月の手術までにかかった費用と、6月の入院費用は2ヶ月の自己負担限度額までは払う必要があります。

 

では自己負担の限度額ですが、70歳未満と70歳以上で分けて計算します。

 

 

1 70歳未満の自己負担限度額

 

 (1)-1 通常の限度額

 

1. 上位所得者 : (医療費−500,000円)×1%+150,000円
2. 一般      : (医療費−267,000円)×1%+80,100円
3. 低所得者   : 35,400円

 

 (1)-2 多数該当

 

多数該当というのは、1年以内に高額療養費給付に該当する回数月が3回以上あった場合、4回目以降は自己負担額がさらに減額されます。

 

1. 上位所得者 : 83,400円
2. 一般      : 44,400円
3. 低所得者   : 24,600円

 

 (2)同一世帯で同月内に自己負担額が21,000円以上となった被保険者や被扶養者が2人以上いる場合

 

1. 自己負担額を合算して(1)の自己負担限度額を超えた場合も払い戻される。

 

 

上位所得者とは、被保険者の標準報酬月額が53万円以上のことです。
一般とは、被保険者の標準報酬月額が53万円未満のことです。
低所得者とは、市区町村民税の非課税者等のことです。

 

 

2 70歳以上の自己負担限度額

 

 (1)-1 外来(個人ごと) 同月内の外来の自己負担額を個人ごとに合算して、自己負担限度額を超えた場合、超えた分が払い戻される。

 

1. 現役並所得者 : 44,400円
2. 一般        : 12,000円
3. 低所得U   : 8,000円
4. 低所得T    : 8,000円

 

 (1)-2 入院もしくは世帯合算 同月内の入院による自己負担額が同一病院若しくは同月内の自己負担額を世帯で合算して自己負担限度額を超えた場合、超えた分が払い戻される。

 

1. 現役並所得者 : (医療費−267,000円)×1%+80,100円
2. 一般       : 44,400円
3. 低所得U    : 24,600円
4. 低所得T     : 15,000円

 

 (2)同月内の自己負担額を世帯で合算して(1)の自己負担限度額を超えた場合(老人保健医療受給者除く)

 

1. (1)の自己負担限度額を超えた分払い戻される。

 

 

現役並所得者とは、1人暮らしで年収383万円以上、2人世帯で年収520万円以上のことです。
一般とは、現役並所得者にも低所得にもならない場合です。
低所得Uとは、市区町村民税の非課税者等のことです。
低所得Tとは、市区町村民税の非課税者で、1人暮らしで年収80万円以下、2人世帯で年収160万円以下のことです。

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