老人比率の拡大社会−超少子高齢化の時代に向けて

老人比率の拡大社会−超少子高齢化の時代に向けて

日本は世界一の少子高齢化社会です。63歳の世代が最も人口が多く226万人ですが、新たに生まれるベビーは年間110万人くらいしかいないのです。なんと63歳世代の半分以下です。新生児だけでなく、今の日本の20歳以下はほとんどが110〜120万人世代です。

 

このように、長寿化する一方で出生率が低迷する日本の年代別人口分布図はかなりイビツな形になっています。まるで「ひょうたん」をさかさまにしたような形になりつつあります。

 

このひょうたんの大きい方のふくらみの世代とは63歳前後の世代で、戦後第一次ベビーブームで生まれた世代(団塊の世代)です。62歳〜64歳がこれにあたりますが、合計660万人にもなります。そしてその前後の世代も合わせると、1千万人を超える人たちが今後の老人ホームや介護の対象世代として控えているのです。

 

過酷な競争社会を生き抜いてきたこの団塊の世代はとても元気な方が多いですが、それでもあと数年もすれば老人ホームが必要になり、10数年もすれば介護が必要な状況が増えてくるでしょう。

 

今後、日本の社会を支える世代は、0歳〜22歳の子供2600万人を育てながら、1千万人を超す老人の介護をしていかなければいけないのです。これはものすごいことです。そんなことが本当にできるのでしょうか。

 

政治家やマスコミは今盛んに消費税増税を叫んでいますが、この少子高齢化問題はお金の話だけでは解決できないと思います。やはり高齢者も含めた社会貢献の構図を変えていくことが必要ではないかと。例えば、元気なご老人が社会的な形で子育てを支援し、現役世代の負担を減らす、というような新たな構図です。

 

このように考えれば、少子高齢化の解決という極めて困難な課題の中に、新たな価値やビジネスチャンスが見えてくることもありそうですね。

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