入居までに知っておきたい軽費老人ホームA型の特殊事情

入居までに知っておきたい軽費老人ホームA型の特殊事情

軽費老人ホームA型は、自炊形式のB型と異なり、給食が支給されます。学校などを卒業してからは、なかなか給食という機会に出会わないため、こうしたことが以外に高齢者の生活のハードルとなることも多いようです。

 

現象として、入居まで好きな食事を摂っていた高齢者が、なかなか施設になじめないという問題が起きたりします。ここではこうした場合の対応方法について、ケースごとに考えてみたいと思います。

 

まず、自ら積極的に入居を希望される高齢者の場合です。
この場合は、本人が生活スタイルを変える心構えをしている場合が多く、このことから住環境や食生活の変化にも比較的馴染みやすいと言ってよいでしょう。こうした方々は入居までに現地を見学したり、知人から情報を聞くなど、活動が能動的で、想定外の事態に対しても、適宜上手に対応される傾向があります。

 

しかし、一方でこうした高齢者の中には、給食の内容や食事の場についていろいろと意見される方もいらっしゃいます。施設側としては、そうした積極的な意見を受け止めつつ、道理に従って適切に対応していく必要があると言えるでしょう。

 

また、こうした活力のある方で、特に主婦として生活されていた方は、給食形式の軽費老人ホームA型ではなく、自炊形式のB型を選ぶケースが多いのも事実です。

 

 

一方、本人の希望で入居するのではなく、住宅事情や家族の都合、金銭的な理由などで、やむなく入居する方の場合についてです。
こうした高齢者の方は、本人が入居に対して消極的であるため、新しい生活を始めようという意欲がない場合が多く、入居までの日々を特に準備もなく無為に過ごしてしまうことが多いようです。このような状況下で食事が口に合わないとなると、他の入居者との交流の機会も減り、孤独と不満を抱えながら老後を過ごすことになってしまいます。

 

この場合は、無理に生活習慣を変えるのではなく、合わせられるところは合わせ、合わせられないところに無理なエネルギーを使わないことも重要です。健康で、精神的な負担がなければ、自分の趣味に打ち込んで孤独が気にならないことも多いですし、そうした中から新たな交流の機会が生まれるかもしれません。

 

軽費老人ホームA型の場合、施設運営者にはこうしたことへの理解と柔軟な対応力が必要だとも言えるでしょう。

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