食費が含まれる軽費老人ホームA型の考え方

食費が含まれる軽費老人ホームA型の考え方

軽費老人ホームA型は、自炊するB型に比べ、給食費の分だけ必要な経費は高くなります。とはいいましても、施設利用料金は高いところでも月額で17万円程度、安いところでは6万円前後というところもあります。B型は、食費その他経費も自己負担となるため、場所代だけかかるという考え方で、月額3万円から4万円程度です。

 

数字だけを見ると断然B型が安いように見えますが、実際の利用者の声としては、食材を買い出しに行く労力をはじめ、調理の際に刃物や火を使う危険性、後片付けのわずらわしさなど、お金で済むならこれらの労働に時間をかけたくないという高齢者の方々も多いようです。特に男性の高齢者で、家事の知識や経験が少ない方にはそういった傾向が顕著です。

 

軽費老人ホームA型の食費は、多人数によるコストメリットが出せるため、施設の調理師さんの腕次第で安くておいしい食事を摂ることができます。また、地域によっては近隣の農家や小売店からの無料提供を受けたりしているなど、概ね食環境は良い傾向にあると言えるのではないでしょうか?

 

こうした軽費老人ホームA型のデメリットとしては、食料を獲得して摂取するという人間の太古からの営みからかけ離れてしまうことが挙げられます。季節の食材を選んだり、食費を計算するという機会が失われ、アタマを使う時間が絶対的に減少してしまうことは事実です。サラリーマンだったお父さん方も、外食の際にはあれこれ考えていたことでしょうし、お小遣いの中でカツ丼にしようか、かけそばにして飲み代に回そうか、などいろいろ考えていた方もいらっしゃると思います。

 

軽費老人ホームA型は、趣味ややりたいことがはっきりしていて、食事よりもそういったことに時間をかけたいという高齢者の方向けと言えるでしょう。

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