介護付き有料老人ホームの対象とその他の業態について

介護付き有料老人ホームの対象とその他の業態について

団塊の世代の定年退職にあたり、質の高い老人ホームの不足を懸念する声が、介護従事者の中から上がっています。現在、老人ホームと呼ばれている施設の中には、公的に認定を受けたものから、類似呼称、類似業態であるだけで、非公認のものも存在します。

 

国や自治体が定めた申請条件をクリアし、設置認可を受けたものの中に介護付き有料老人ホームがありますが、類似業態として高齢者住宅というものも存在します。介護付き有料老人ホームという呼称が法令の対象となっているのに対し、区分があいまいなものも、一般的には老人ホームという呼称の対象内に入っている現実があります。

 

認可を受けて介護付き有料老人ホームという呼称を使用している施設と、認可を受けられず(受けず)、呼称の使用対象となっていない施設ではどこが違うのでしょうか?

 

わかりやすいところでは、介護付き有料老人ホームの設置認可を受けるための申請条件をクリアしているかどうかの違いがあります。申請条件には介護者の資格や人数、管理運営上の規則の有無、建物の規模や防災・避難設備の有無など、実に50項目近い内容が含まれています。

 

一方で、ギリギリで申請条件をクリアし、その後は申請条件に満たない状況で運営を続けている介護付き有料老人ホームもあり、こうした運用自体に疑問符がついているという現状があります。

 

また、認可対象とならず、介護付き有料老人ホームという肩書きを持たないところでも、高齢者の自立性を補助しつつ、質の高いサービスを提供している施設があったり、細かいサービスを敬遠して単純に高齢者だけで静かに暮らしたい高齢者の存在など、取り巻く受給環境自体が多様になりつつあります。

 

今後は、こうした要望と法令が被介護者の為になるように、柔軟かつ極め細やかな法令のメンテナンスとフォローが必要と言えるでしょう。

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